女性がマタニティーブルーや産後うつになってしまった!
というのは身近にいたり、ニュースで聞いたりしますが、実は女性だけの問題ではないんです。
なんと、男性も産後うつになることがあるそうなんです。
旦那がどうして産後うつに?産後うつになってしまう原因や症状、
なりやすい人の特徴や対処法などをご紹介します。
マタニティーブルーだけじゃない!パタニティーブルーって何?
女性は、産前にマタニティーブルーと呼ばれる気分の落ち込みがあったり、産後にも産後うつという気分の落ち込みや最悪自殺を考えたりする人も少なくありません。
でも、実は男性も産後うつになってしまう人がいるんだとか。
男性の場合の産後うつは、「パタニティーブルー」と言われていて、全体の10%~20%位の人がなってしまう可能性があるそうです。
女性の場合も、同じ位の数値で産後うつになってしまう人もいるので、同じ位の割合で産後うつになってしまうようです。
なんだか赤ちゃんが生まれたのに、旦那の気分が上がらない、落ち込んでいるのは何故?
仕事がうまくいかないのかな?と思っていたら、実は産後うつだった!という事もありえそうですね。
旦那が産後うつになってしまった時の症状
パタニティーブルーは、どの位の時期に現れやすいのかというと、奥さんの出産前後から産後6ヶ月頃まで現れやすいそうです。
この位の時期に、
・急に感情が不安定になってきた
・子供が生まれる前後は、優しかった夫なのに、怒りやすく、大声でどなる
・いつもイライラしているような感じ
・不安や落ち込んでいる様子
・自分を責めるようになり、自分をダメな人間だというようになった
・今まで夢中だったことや趣味に対する関心が薄れた
・車の中に子供を放置しても平気
あくまでも一例ですので、何か変化があった・・・と感じたなら、産後うつやパタニティーブルーなのでは?と疑ってみましょう。
男性なのに何故?旦那が産後うつになってしまう原因
女性が産後うつになってしまう原因は、産後にホルモンのバランスが大きく変化してしまうことにありますが、男性は、出産していないのでホルモンバランスが崩れることはありませんよね?
同じ産後うつでも、女性と男性では産後うつになる原因が違うんです。
一体なぜ、男性が産後うつになってしまうんでしょうか?
嫁からの暴言・・・俺って必要とされていないのかな・・・
育児を手伝ってくれるのはありがたいものの、
「それ違うんだけどなぁ」
と思っていることに対して、旦那さんを叱ったり、怒鳴ったり、暴言を吐いていませんか?
産後の女性はホルモンバランスが大きく変化して、いつもよりもイライラしてしまったりする事が多くなります。
それに加えて慣れない育児がプラスされるので、イライラもマックス。
ただ、いつも手伝ってくれることに対して、怒ってばかりでは
「頑張って手伝っているけど、俺って必要ないのかな?」
と思ったり、実家の母親に頼りっきりで、旦那さんを蔑ろにしていていると自分は必要ない人間、いない方が助かるのかも・・・と段々考えていくようになってしまうかも。
赤ちゃんが生まれた事で、家庭環境や周囲に大きな変化があった
赤ちゃんが生まれるというのは、嬉しい事でもあり、生活に大きな変化が生まれます。
第一子の場合は特に、今まで大人が主体で動いていた時間がどうしても子供中心の生活に変わってきます。
そんな変化に女性はわりと早く対応できるのですが、男性は中々この変化についていくことができません。
「前までは、好きなところに行けたのにな」
「前までは、好きなところに食事にいけたのに」
「前までは、好きな物を買えたのにな」
と、色んな面で自分を抑制しなくてはいけなくなり窮屈に感じる人も。
金銭的不安や重圧を感じる
子供が生まれることで、手当てももちろんもらう事になりますが、
支出も多くなります。
今まで必要なかったミルクやおむつを買わなくてはいけなかったり、養育費用が増えたりと、大黒柱であるパパの重圧は増え、知らず知らずの内に金銭的な不安や重圧を感じてしまうかも。
父親になったプレッシャーを感じる
最初からママもパパも生まれた瞬間に完璧にできる人はいません
ただ女性は、比較的早く「ママモード」に入ることができます。
男性の場合は、赤ちゃんが生まれてもすぐには「パパモード」に切り替えることができません。
心の中では、「しっかりした父親になろう!」と思っていても、現実とのギャップを感じて落ち込んでしまうことも・・・。
育児を頑張っているのに、会社での風当たりが強い
育児休暇などを取り入れている企業も多いですが、まだまだ男性の育児参入を会社側がサポートできている会社は少ないものです。
ママがつらそうなので、上の子の送り迎えをしようと思っても中々できなかったり、送り迎えのために出社が遅れたりすると、社内での風当たりが強くなったりと手伝いたい気持ちはあるのに、中々うまくいかないことにもどかしさを感じる
頑張っているのに、赤ちゃんがママばかり・・・
やはり生まれたばかりはママばっかり!という面も見えたりします。
イクメンの勉強はバッチリ!おむつ替えもミルクの飲ませ方もバッチリ!
なのに、何故か赤ちゃんはママじゃないと泣いてしまう!
これはママから見ていても辛いんですが仕方ないですね・・・
相談したくても、相談や愚痴を吐けない
男性はプライドが高い人が多く、中々自分の弱い部分を他人に見せることができません。
相談したいことでも自分の内に閉じ込めてしまったり、友達に愚痴でも吐いたらすっきりするのに!と女性なら思いますがそれが中々できないもの。
そしてある日、溜まったストレスでズドンと落ち込んでしまうというのはよく聞きますよね
どんな男性が産後うつになってしまいやすい?
どうやら、産後うつ(パタニティーブルー)になってしまう男性には特徴があるようです。
その特徴とは、若い世代に多く、自他共に認めるイクメンで育児やママのサポートを率先して頑張ってしまうパパに多いそうです。
また、産後うつになりやすい人の原因でも触れたように、妻から求められていない・軽視されるような発言が多い男性も産後うつになりやすいです。
この場合は、妻も産後うつになっている可能性が高いです。
妻が産後うつになってしまい、育児のサポートや仕事を頑張っている姿を見てもイライラして暴言を吐いてしまったりすると、旦那さんも落ち込んでしまい、そのまま二人揃って産後うつに・・・という事も考えられます。
頑張り過ぎてある日ダウン・・・とならない為にも、育児も仕事も頑張り過ぎているな・・・
と感じたら声掛けをしてあげたり、つらいのはママだけではないと考えたり、対処法でケアをしてあげることも大事です。
男性が産後うつにならない為の対処法
男性の産後うつは、放っておくとそのまま子供に虐待をしてしまうケースもあります。
女性がなる産後うつと同様に、ケアが必要なので、気づいたり、もしかして・・・と思ったら、早めに対処しましょう。
スキンシップや会話をする
赤ちゃんが生まれると、今まで夫婦二人だけだった家は賑やかになります。
嬉しい事ですが、やはり赤ちゃん優先になってしまいます。
そうなると、夫婦の会話が育児で疲れて後回しになってしまったり、イライラしてしまったり、子育ての方針が違ったりしてケンカが増えてしまったりする事もあると思います。
でもお互いが険悪なムードだと、赤ちゃんにも伝わってしまいます。
赤ちゃんのうちは、夜中に起きてしまって睡眠不足になることもありますが、夫婦揃った時には、挨拶をしたり、お互いにその日あったことを報告しあったりしてコミュニケーションをとることが大事です。
やってくれた事、してもらった事に対して感謝する
育児で忙しくなってしまうと、ついついしてもらった事ややってくれた事に対してお礼が蔑ろになったりしてしまいます。
最初はそれでも良かった部分が、段々
「どうして『ありがとう』がないの!?」
と不満が溜まってきます。
自分がした時もお礼がなければそう思いますよね?
子供が大きくなってくると、子供にもそんな態度は伝線していきますよ。
お互いを尊重する
女性の方が、産後のホルモンバランスが乱れやすいので、イライラしてしまったり、不安に感じたりしてついつい怒りっぽくなったり、相手を責めるような口調になってしまいます。
でも、言ったほうはすっきりしても、言われた相手は傷ついてしまいます。
特に、相手を軽んじた発言や、相手のことを頼りないなどの言葉を掛けないようにしましょう。
お互いに尊重し合い、お互いに大変な時期なんだ・・・と理解しあうことも大切です。
赤ちゃんだけでなく、夫もかまってあげる
赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんが中心の生活になることで旦那さんとの時間が減ってきたり、旦那さんをかまってあげる時間やゆとりが減ってきます。
「手が掛かる赤ちゃんのお世話があるんだから、大人のあなたは自分でどうにかして!」
と思いますが、けっこうこういう態度も寂しいそうです。
意外と旦那が一番手が掛かる子供なのかもしれません笑
ただ、褒めるととってもいい気分になっているし、自分を認めてくれていると感じるので「褒める」というのはいいかもしれません。
これだけでは十分なケアや予防ができないかもしれませんが、子育てはどちらか一方がするものではありません。
夫婦がお互いに尊重し、感謝し、気遣うことでママの産後うつやパパの産後うつは未然に防げると思います。
まとめ
さて、今回は男性も産後うつ!?パタニティブルーの症状や原因についてご紹介しました。
もし産後、旦那さんが今までと少し違う…と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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