夏休みといえば、工作の宿題と同じく手を焼くのが「読書感想文」です。
工作も材料や何を作るのか決めるのに時間がかかりますが、読書感想文も本を選んだり、感想文を書くというのが苦手という子がたくさんいて保護者としては
まだできてない!!!本も読まない…
となります。
でも大丈夫ですよ!
低学年も中学年、高学年も読書感想文で「書くべきこと」というのは決まっています。
今回は朔夜ママが実践している小学生向けの読書感想文の書き方、本の選び方についてまとめてみました。
読書感想文は課題図書から選ばないといけないの?読みたい本があるんだけど…
という疑問についても触れていますよ(*^_^*)
読書感想文の宿題が進まなくてやきもきしている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
小学生向けの読書感想文の本の選び方
夏休みになると読書感想文の宿題がでますが、まず困るのが本選び。
長すぎると
- 読むのが途中でだるくなる
- 感想文を書く段階までたどり着いたけど、どんな内容か忘れてしまっている
- 長すぎて書くポイントが多くてまとまらない
という事が起きます。
朔夜ママのおすすめは絵本
特に今はウクライナとロシアの戦争問題もあるし、8月は終戦記念日もあります。
戦争がテーマの絵本なら、
①へいわとせんそう 谷川俊太郎
②へいわってすてきだね
③ちいちゃんのかげおくり(教科書の題材にもなっています)
④へいわってどんなこと?
⑤おきなわ 島のこえ
⑥ひろしまのピカ
⑦戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス
⑧なぜ戦争をするのか?六にんの男たち
①~④は低学年、中学年でもわかりやすい内容でしたよ。
⑤~⑧は沖縄の戦争のことや少し考えなければいけない事があるので、4年生くらいから6年生におすすめです。
SDGsといった環境問題もあるので、そういったテーマのたくさんいい絵本が出ています。
6年生になると歴史を習うので、自分が興味のある歴史人物の本を読むのも書きやすいです。
後は、1年から3年生までは何か育てる授業があるので、育てている花や植物、野菜についての絵本で理解を深めるのもいいですね。
①あさがお 荒井真紀
②ひまわり 荒井真紀
③おどろきいっぱい! トマト 野口貴 (監修), 榎本功 (写真)
個人的に荒井真紀さんが書く作品が好きです(*^_^*)
課題図書とは何?その中から選ばなければいけない?
毎年、読書感想文の宿題が出ると本屋さんや図書館にいって本を選びますよね。
その時に「課題図書」のポスターを見かけると思います。
朔夜ママも最初の年は
と思ったものです。
でも、課題図書の中から絶対に選ばなければいけないという事はありません。
読書感想文には、「課題図書」の他に「自由読書」があります。
だから読書感想文で読む本は、課題図書の中から読んでみたい本があればそれでもいいし、課題図書の中では読んでみたい本がないけど、自分で読みたい本がある!という場合はそれでもいいんです。
我が家では自由読書ばかりです
コンクールで入賞したい!何か賞が欲しい!と思っている人は、過去の受賞歴の統計的には、「課題図書」から選んだほうが選ばれやすいみたいですよ。
自由図書から選ばれない!というわけではないので、子どもが書きやすいもの、読んでみたい本で書くのが一番ですね。
ただ注意しなければいけないポイントが2点。
1.電子書籍での感想文は対象外
『紙媒体での書籍に限りますのでご応募いただけません。』
最近では、電子書籍はかなり普及しています。
子供たちも学校でタブレットが配布されているので、紙の本よりも電子書籍の方で本を読む事が増えているという家庭も多いかもしれませんね。
そういう場合は注意が必要です。
2.教科書を読んでの感想文は対象外
『教科書に載っている作品でも、出版社から書籍として発行されているものを読みお書きいただければご応募いただけます。教科書のみを読んだ場合は審査対象外となります。』
となるようです。
教科書の場合は、本の中の一部を抜粋して載せている事もあるので、全体を読むとまた感じ方が違う事もあります。
また本の表紙はどんな感じなのかを知ることも重要です。
教科書では本の表紙を見る事はできませんからね。
小学生向け!読書感想文の書き方
ここでは朔夜ママが実践している小学生向けの読書感想文の書き方、お手伝い方法について紹介していきます。
朔夜ママの子どもの場合、夏休みに読書感想文の宿題が出たのは2年生のときでした。でもこの時は自由提出で、できる人だけ。
3年生からは必須でした。
特に低学年では自分で書くというのはかなり難しく感じる子が多いですので、保護者の方が手伝ってあげるのが良いと思います(*^_^*)
読書感想文の書き方で押さえておくポイント
読書感想文をただ何も考えずにダラダラ書いているとよくあるのが、あらすじを書いて終わったというケース。
これでは『感想』文ではなく、『あらすじ』文ですよね。
読書感想文で大事な部分は、
という事が書かれているかです。
では具体的に読書感想文の書き方を紹介していきます。
読書感想文の書き方
低学年、中学年、高学年と学年は色々ありますが、基本的な感想文の書き方はどの学年でも変わりません。
先ほど触れたようなポイントの順番に書いていけば感想文は完成します。
我が家の読書感想文の書き方は、
①本を選ぶ
子ども自身が選ぶこともありますが、朔夜ママが『この本読んで欲しいな』と思う本を選ぶこともあります。
我が家では長編はあまり好んで読むことはなく、長くても児童書程度。
おすすめなのは絵本です。(高学年でも)
②本を選んだら、朔夜ママが読み聞かせます。
これは文章を組み立てる時に、朔夜ママも読んでいないと『この部分はどうやって書けばいいのか?』という質問があった時に読み返さなければいけないから一緒に読みます。
児童書の場合一回で読み聞かせるにはけっこうな量があるので、1回に読む量は1~2章ずつにしています。
あまりたくさん読むと前の事を忘れてしまったり、物語同士の流れがグチャグチャになるので少しずつ読みます。
③子供にインタビュー
読み終わったら「読書感想文の書き方で押さえておくポイント」の順に子供にインタビューしていきます。
Q:読み終わってどんな事を感じた?
Q:一番、印象に残っているところはどこ?どういう風に感じた?
などです。そのインタビューしたものを、メモ程度でいいので書き留めておきます。
④文章として組み立てていく
この部分が大変なんですよね。
でも書き方のポイント順に並べていけば大丈夫です。
朔夜ママは、冒頭に3~5行程度でどんなお話だったのかというのをまず書かせています。
そのあとに③でインタビューした内容を入れ込んでいきます。
合間合間に接続詞を入れてくっつけていけば完成しますよ。
自分の体験や自分が経験して感じた事とリンクしたことがあれば、それも書いておくとさらに良い感想文が書けます。
後は締めの部分では書き方のポイントの3番目「本を読んで自分が今後、どうしたいのか」を加えれば完成です。
まとめ
さて、今回は小学生のための読書感想文についてご紹介しました。
もし夏休みの宿題「読書感想文」の書き方や本の選び方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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