赤ちゃんは生まれたばかりの頃は、首がまだガクガク状態。
抱っこをする時でも、首を支えてないと、
ガクッと後ろや前に倒れてしまいますよね?
親としての心配事は、
「首がすわるってどんな状態?」
「いつごろ首すわりは完了するの?」
「首すわりが遅いのは生後何ヶ月頃?」
「首すわりが遅いとどんな影響があるの?」
「首すわり練習をしてもいいの?やり方は?注意点は?」
等、首すわり時期に疑問に思う事をまとめてみました。
赤ちゃんの首がすわるとは?
新生児の頃って抱っこすると、首がガクンと前や後ろに
倒れたりしますよね?
その為、首を支えながら横抱っこにしなければいけないのですが、
「首がすわる」とはどのような状態で完成といえるのでしょうか?
1ヶ月検診が終わったくらいに、縦抱っこをしてみると
首をまっすぐにする事がありますが
実はこの状態だけでは、「首すわりが完成」とは
言えません。
どんな状態で、「首がすわった」は完成?
では、どのような状態で「首すわりは完成」といえるのでしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんの場合は、首がグラグラ状態。
自分で頭を支える筋肉が未発達なので、グラついてしまいます。
首がすわるという事は、筋肉が順調に発達しているという事。
筋肉が順調に成長する事で、首を動かして、周りの景色を見たりして楽しみ、好奇心を満たしていきます。
赤ちゃんの首がすわった!となる基準は3つ
・縦抱っこをしても、首をまっすぐな姿勢を保つ事ができる
・あおむけ状態にして、両手を持って引き起こすと
首を支えてあげなくても、首がついてくる(=首を自力で持ち上げる)
・うつぶせ状態で、顔を持ち上げる事ができる
この3つすべてができる状態が「首がすわった」といえます。
「うちの子は首がすわったのかな?」と思ったら
この3つで方法で確認してみましょう。
だいたいどの位の時期に首はすわるの?
どの位の時期に、首すわりを完成させる子が多いんでしょうか?
親ならば気になりますよね?
うちの子は首すわりが遅いんじゃないか・・・と
心配になるママも多いと思います。
私も、母子手帳を見ながら
「まだ・・・かな?これはすわってるの?」
と、特に長男は始めての子供だったので、心配になってました。
首すわりが完璧にできるようになった!(前項の①~③全てクリア状態)というのは、もちろん個人差があります。
ただ、平均すると4ヶ月ごろ。
4ヶ月に成り立ての時に完了する子もいれば、もうすぐ5ヶ月!という時期に完了する子もいます。
他には、早い赤ちゃんだと2ヶ月~3ヶ月頃に完了し、遅い子でも5ヶ月頃には完了する事が多いです。
赤ちゃんの成長は、体の上の部分から始まっていきます。
首→腕→腰→足と順番に進んでいきますよ!
足まで来ると、歩行ができるようになるので、目が離せなくなってきます(^_^;)
首すわりが遅い!というのは、何が心配なの?
よく「首がすわるのが遅くて・・・」「首がすわるのが遅いけど、大丈夫かな?」という声を聞きますよね?
ただ、成長が遅いというのが、心配・不安という事?
「首すわりが遅い事が何が心配なのかわからない!」
と思うママもいると思います。
首すわりが遅いと、成長にどんな影響があるのかというと、
筋肉の成長は、首→腕→腰→足の順番で進んでいきます。
最初の首すわりの段階が遅いと、
次の腕・腰・足の発達も遅くなり、
おすわりや立ち上がり、ハイハイ、歩行の成長も
順調に進めない可能性があります。
もちろん、成長には個人差があるものですが、
「首すわりが遅いな・・・」と思ったママは、
5ヶ月頃を目安に3項目のどこまでできるのか、何ができないのか
チェックして小児科を受診するようにしましょう。
首がすわっていない状態で、縦抱っこはいいの?
首がすわらない状態で、縦抱っこをするのはいいの?ダメなの?
抱っこ紐も新生児用に横抱きできる物と縦抱っこしかできない物も
ありますよね?また首のところにクッションが入っていて、
新生児からでも縦抱っこできます!という抱っこ紐もあります。
首がすわらない状態で、縦抱っこの状態で抱っこしたり
抱っこ紐を使っていると、どうしても首や背骨に負荷が掛かってしまいます。
首がすわっていないのに、まっすぐ抱こうとするのは
どうしてもリラックスした状態とはいえませんよね?
ただ、縦抱っこにすると色んな景色が見えるので
機嫌が良くなるという声もあります。
また授乳やおむつ替えの時は、縦抱っこにした方が楽という人もいます。
ゲップをさせるときは、縦抱っこの方が楽ですよね?
私も次男の時は、長男の幼稚園通いや行事参加で
抱っこをしなければいけない事が多かったので、
育児相談に聞いて見たところ
「短時間の縦抱っこなら大丈夫でしょう。
まだ首がグラグラしてしまうので、首を必ず支えてあげてください。
不機嫌になってしまったり、
赤ちゃんの様子や体調が悪い時は横抱きにしましょう。」
との事でした。
やはり、長時間は無理なので、お買い物や散歩に行く時は
縦抱っこよりも横抱きの方が、首がすわるまではいいですね。
首がすわらない赤ちゃんを縦抱っこするやり方は、
①赤ちゃんを仰向けに寝かせる。首の後ろに手を入れて支える。
②反対の手で、お尻を支えて体全体を持ち上げます。
ママが赤ちゃんに覆いかぶさるように抱き上げると、
簡単に抱きあがりますよ。
③抱き上げた時に、赤ちゃんの顔がママの肩くらいにしてあげると
楽です!
抱き上げた後も、首の後ろを支えてあげましょう。
首すわり練習のやり方や注意点
首すわり練習のメリット
首すわり練習を指導している産院もあるようです。
私が出産した産院では、そのような指導をしていませんでしたが、
新生児期から首すわり練習をする事で、
・首すわりが早くなる
・背骨の筋肉が強くなる
・縦抱っこしやすくなる
・寝返り練習になる
という点が上げられます。
また首すわりが完了する時期である生後5ヶ月頃でも
首すわりが完了していない場合は、
首すわり練習を取り入れた方がいいとも言われています。
首すわり練習のやり方
①赤ちゃんを仰向けに寝かせ、くるんっとうつぶせに優しくひっくり返す。
②最初は10秒程度で行い、徐々に15秒、20秒と時間を延ばしていく。
首すわり練習をする時の注意点
・必ず赤ちゃんから目を離さないこと!
・必ず大人が見ている中で練習すること!
・機嫌がいいときにする
・ミルクや母乳を飲んですぐの状態では行わない。
・1日1回、最初は数秒から始めて、徐々に時間を延ばしていくこと
・柔らかい布団やマットレスの上で行わない
(口鼻が埋もれて息ができなくなる為)
練習はいいことですが、注意する事をちゃんと守らないと
思わぬ事故が起きてしまいます。
また最初は上手にできないものです。
広い心で、のんびりと楽しんで練習をしましょう。
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