母乳が張って痛い!
母乳が出すぎていつも捨てている!
乳首の形が赤ちゃんに合わないのか飲んでくれない!
という方は、搾乳して母乳をあげてみてはどうでしょうか?
搾乳した母乳は実は、保存ができます。
でも母乳は保存方法を間違ってしまうと、雑菌が増えてしまうので気をつけなければいけません。
搾乳した母乳の保存方法は、冷凍・冷蔵・常温どれ?
それぞれの温め方や消費期限は?
母乳の継ぎ足しはしてもいいの?
出かけるときに搾乳しなければいけない場合の保存方法は?
をまとめてみました。
母乳が余ってしまう人は搾乳して保存できます
母乳がたくさん出て余ってしまう人は、搾乳して適切に保存すれば、捨てずに赤ちゃんに飲ませることができます。
未熟児で生まれた赤ちゃんには、保存していた母乳を持って行って飲ませることができます。
また、保育園に預けたり、誰かに預けなければいけない時にもミルクではなく保存していた母乳を飲ませることができます。
ただし、搾乳した母乳は適切な方法で保存し、消費期限を守らなければいけないので注意しましょう。
搾乳するには手動搾乳機?電動搾乳機?どちらが使いやすい?
私は母乳が結果として出にくかったんですが、長男が生まれるときに先走って手動の搾乳機を買っていたんです。
今思えば、出産してからたくさん母乳が出るってわかった上で買えばよかったと後悔しているんですけど・・・
手動搾乳機はとにかく使いにくかったです。
溢れる程たくさん出る人は、ちょっと絞るだけで出るのかもしれませんがまず手が疲れる・・・
そして時間も掛かります。
ただ、安いし、洗ったり消毒するのもパーツが少ないので簡単。
仕事をしていた時に、先輩がトイレで自動搾乳機を使って搾乳していたんですが搾乳するのが簡単で時間も掛からず楽だよ。と言っていました。
が、電動なだけあって高いです。あとけっこう音が大きいです。
搾乳した母乳の保存方法は冷凍?冷蔵?常温?
搾乳機で搾乳した母乳を保存していきましょう。
保存方法は、3つあります。
①冷凍保存
搾乳した母乳はジップ付の袋に入れて保存していきます。
赤ちゃん用品のお店に行くと、専用の母乳フリーザーパックが売られています。
100均などで売られているジップロック(ジップ付きバッグ)でも代用できますが、母乳フリーザーパックの方がメモリが付いていたり、パックの中に触れないように作られているので安心です。
搾乳機の容器から、袋に移したら、空気を抜くようにして袋を閉じます。
袋に母乳を入れた日付を書いておくとわかりやすいですね。
袋を閉じたらすぐに冷凍庫に入れましょう。
②冷蔵保存
搾乳したら哺乳瓶や保存用のボトルに入れて冷蔵庫に入れます。
人気の保存容器はこのメデラ(Medela)の母乳ボトルです。
電子レンジでも温められるし、使った後は食洗器に入れて洗う事もできるので手間いらず!
もちろん冷凍・冷蔵保存どちらにも対応しています。
冷蔵庫は、取り出しやすいからと言ってドア付近には保存容器を置かないようにしましょう。
扉近くは開け閉めの時に温度がが変わりやすいので、できるだけ奥の方に保存容器を置くようにします。
③常温保存
常温保存は管理が難しく、直射日光が当たる場所や湿気が多いときは雑菌が繁殖してしまいますので、すぐに飲ませなければいけません。
すぐに飲ませるのに適しているので、すぐに飲むわけじゃない場合はおすすめの保存方法ではありません。
たくさん母乳が出て困っているなら「冷凍保存」がおすすめです。
ママが体調が悪くて母乳を赤ちゃんにあげられない時や母乳の出が悪い時にでも使えるし、ママじゃなくても母乳を与えることができます。
母乳は継ぎ足して保存してもいいの?
母乳を絞ったものの、少ししか出なかったから元々保存している容器に継ぎ足しても大丈夫?と思ってしまいますが、冷えている母乳の中に、温かい母乳を入れて継ぎ足すのはNG。
消費期限も冷やしてあったものと継ぎ足したものでは違うので、混ぜないようにしましょう。
保存した母乳の消費期限は?
①冷凍保存の消費期限・・・1ヶ月以内
急速冷凍が可能ならば、もう少し長く保存する事ができますが、一般家庭にあるような冷蔵庫なら1ヶ月以内に飲ませる方が安心。
②冷蔵保存の消費期限・・・搾乳してから24時間以内
(4℃以下に保存可能ならば、72時間以内ですが、一般家庭の冷蔵庫は4度以下にならないので24時間以内に飲ませるようにしましょう)
③常温保存の消費期限・・・30分~1時間以内に飲むようにしましょう
保存しておいた母乳の温め方は?
①冷凍保存した場合の解凍方法
冷蔵庫に入れて自然解凍もしくは40度位のぬるま湯に冷凍した母乳パックを入れて解凍。
その後、哺乳瓶に入れてお湯に浸し、人肌程度に温めます。
電子レンジや鍋に入れて温めたり、50度以上のお湯に入れるとせっかくの母乳の成分が壊れてしまうのでやめましょう。
②冷蔵保存した場合の温め方
哺乳瓶に入れてお湯に浸し、人肌程度に温めます。
冷凍保存した場合の解凍方法同様に、電子レンジや鍋に入れて温めたり、50度以上のお湯に入れるとせっかくの母乳の成分が壊れてしまうのでやめましょう。
③常温保存した場合の温め方
お湯に浸し、人肌程度に温めます。
こちらも電子レンジや鍋に入れて温めたり、50度以上のお湯に入れるとせっかくの母乳の成分が壊れてしまうのでやめましょう。
母乳が分離してしまっている場合は、解凍した後に軽く振って温めましょう。
分離しているものは脂肪分なので特に気にする必要はありません。
飲み残しや、解凍した後に再冷凍するのは雑菌が発生する原因にもなるので破棄してください。
外出先で搾乳しなくてはいけない場合の保存方法
よく母乳が張ってしまう人は、赤ちゃんに吸ってもらう以外に搾乳を外出先でしなくてはいけない事も考えられます。
その場合の持ち物は、
・搾乳機
・搾乳した母乳を保存する容器やパック
・保冷バッグ
・保冷剤
外出先に冷蔵庫がある場合は、そこに入れさせてもらえばいいですが、無い場合は、保冷バッグに冷凍してある保冷剤を入れてその中に搾乳した母乳を入れます。
おすすめなのは、こちらの保冷バッグ。
冷蔵温度5℃を8時間キープする事ができ、大きめの哺乳瓶2本、または1本とフードコンテナを収納できます。
帰宅したらすぐに冷蔵や冷凍すればOKです。
荷物が多くなるのが嫌な場合は、搾乳機だけ持って行き搾乳した母乳は破棄します。
まとめ
さて、今回は搾乳した母乳の保存方法は冷凍?冷蔵?常温?温め方や外出先での対処法についてご紹介しました。
もし搾乳した母乳の保存方法や消費期限に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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