赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまう原因と対策

母乳拒否が起きたらストレスを溜めない事が大事 母乳育児、授乳

ミルクや母乳をあげて一息ついたと思ったら、赤ちゃんがミルクや母乳を吐き戻してしまう事ってありますよね?

一体、ミルクの吐き戻しはどうして起きるのでしょうか?
また吐き戻しを防ぐためには、どうしたらいい?

赤ちゃんがミルクや母乳を吐き戻す事は良くある事

ミルクの吐き戻し

母乳を飲ませたり、ミルクを飲ませた後に赤ちゃんが吐き戻す事ってよくありますよね。

肩に乗せて、ゲップをさせようと思っていたらミルクを吐いてしまって、ママの肩が濡れてしまったりもあるあるです。

口からタラっと流れる事もあるし、咳き込んだ拍子に、ゴホッと吐いてしまう事もあります。

ママとしては、

「せっかく飲ませたのに」
「あ~、洋服が汚れてしまった(T_T)」

という気持ちがありますが、赤ちゃんのうちは良くある事なので仕方が無い、良くある事と思いましょう。

病気以外で、赤ちゃんがミルクを吐き戻す原因とは?

赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまう原因は、何かあるのでしょうか?

吐き戻しの原因と知る事で、

「もう!せっかく飲んだのに!」「あ~、洗濯物が増える」

という気持ちは薄れていくと思いますよ。

赤ちゃんは大人と胃の形状が違う

大人の胃の形状

生まれたばかりの赤ちゃんの胃って実は大人と形状が違います。

生まれてたんだから、大人と一緒じゃないの?と思ってしまいますが、まだまだ大人と一緒というわけではありません。

大人の胃の形は、緩やかなS字カーブの形をしています。

また食べたり、飲んだりしたものが逆流しないようにフタが閉まるようになっています。

でも赤ちゃんの場合は、徳利のようなまっすぐの形で逆流しないようなフタもありません。

その為、飲んだミルクが吐き戻ししやすい構造になっています。

哺乳瓶の乳首の穴が大きすぎる

哺乳瓶の乳首

混合育児や完ミ育児の人の場合は、哺乳瓶につけている乳首に問題があるのかもしれません。

哺乳瓶についている乳首は、自分で穴を開けますが開ける時に、穴を大きく開けすぎている可能性があります。

ママの母乳が出すぎている

母乳を飲む赤ちゃん

母乳育児のママの場合は、自分の母乳がどれだけ出ているのかわかりませんよね。

意外と母乳が出すぎていて、赤ちゃんが満腹状態にあるのに飲んでいる状態なのかもしれません。

おなかがいっぱいなのに飲んでいる

赤ちゃんは、まだまだ満腹中枢が完璧ではありません。

吸ったら吸うだけミルクを飲んでしまいます。

一度口を離しても、また口をパクパクさせているからママとしてはお腹が空いているのかな?と思ってミルクを足したり、母乳をあげたりしますが実は満腹な状態な時もあります。

げっぷが足りない

抱っこ

ミルクを飲ませた後は、吐き戻したミルクが喉に詰まる危険性があるのでげっぷをさせますが、そのゲップが足りないのも吐き戻しの原因の一つ。

ミルクや母乳を飲ませた後の態勢が悪い

ミルクや母乳を飲ませた後に、すぐ寝かせていませんか?

赤ちゃんの胃の形状は、先ほども触れたように徳利のような形をしているので、ミルクを飲んですぐ寝かせてしまうと、吐いてしまいます。

哺乳瓶の消毒が足りず、食中毒になっている

哺乳瓶の消毒ちゃんとしていますか?

哺乳瓶の消毒が足りないと、ミルクの残りカスからカビが生えたりする事も!!!

どの位の月齢で、吐き戻しは無くなっていく?

お宮参りはいつまでに行く?

赤ちゃんがミルクを吐き戻しているのを毎日見ると

「一体いつまでこの状況は続くんだろうか?」

と、なんだか憂鬱になってきます。

でもいつまでもこの状況が続くわけではないですよ!

ちゃんと治まってくる時期というのがあります。

赤ちゃんの吐き戻しが治まってくるのは、赤ちゃんの首がすわり始めた頃が多いです。

月齢で言うと、生後3ヶ月頃。

個人差があるので、一歳頃まで続く子がいることもありますが平均すると3ヶ月頃から治まる子が多いようです。

うちも最初の頃は、飲ませすぎ・飲み終わった時の態勢が悪い・げっぷが足りない

この3コンボでよく吐き戻しをしていました。

でも首がグニャグニャで頼りない時が一番吐き戻しが多くて、徐々に吐き戻しは無くなっていきました。

3ヶ月過ぎてもまだ吐き戻すようで、気になる場合はかかりつけの小児科の先生に定期健診時に相談してみてください。

噴水のようにミルクを吐き戻す場合は危険

救急車

以下のような症状の場合はただの吐き戻しではありません。

・あまりにも毎日大量にミルクを吐くような場合、

・一日に何回も大量にミルクを吐く

・吐いた後ぐったりしている

・お腹がパンパンに張っている

・噴水のように勢いよく、大量にミルクを吐く

このような場合は、
「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」かもしれません。

「肥厚性幽門狭窄症」は、胃や腸の病気の一つで手術で治したり、薬剤によって治療していく方法等があって、早急に対処しなくては、体重が増加せず、どんどん少なくなっていき危険です。

特に、第一子の男の子にこの症状がでやすいようです。

でも女の子や、第二子以降がならないという事はありません。

もしもこのような状態に赤ちゃんがあったなら、夜間であっても、すぐに医療機関に掛かるようにしましょう。

赤ちゃんがミルクを吐き戻さないようにする為の対策

哺乳瓶用の乳首を新しく買い換えてみる

飲みやすいだろうと思って大きく開けてしまった場合は、吸った時にたくさんミルクが流れてきます。

当然飲むスピードも速く飲み終わることになり、吐き戻しやすい状況になってしまいます。

穴が大きいかな?と思った場合は、乳首だけ売っているので、買いなおしてみてはどうでしょうか?

授乳している合間に休憩を入れたり、様子を見る

合間合間に休憩を入れながら、授乳してみてください。

乳首から口を離した時に、ワンワン泣いてしまう状態でゴクゴクまたミルクを飲み始めたのなら足りなかったんだと思います。

でもなんとな~く、遊び飲みしているなぁと思ったりした時は口を離させて、飲むのをやめさせてみましょう。

げっぷのやり方上手にできる?

いつもゲップはでるのに、吐き戻しがあるという人はゲップが出足りないのかもしれません。

1回だけじゃなく、2回出ることもあるので、その子のリズムと思って、2回くらいゲップが出るまで待ってあげた方がいいかもしれません。

赤ちゃんのための「上手なゲップのやり方」

ミルクや母乳を飲ませてすぐは寝かせない!

縦抱っこ

ミルクや母乳を飲ませてすぐは吐きやすい時です。

ゲップが出た後も、一時は上体を起き上がらせた状態で休ませましょう

寝かせる時は、体の右側を下に寝かせるともし吐いてしまっても、喉に詰まるのを防ぐことができます。

食中毒予防は念入りに!おすすめは、電子レンジ消毒

電子レンジで哺乳瓶を消毒

哺乳瓶の消毒は大体 生後3ヶ月まではしっかりやりましょう。

詳しくはこちら→哺乳瓶の消毒はいつまで必要?

毎日何本も哺乳瓶を消毒するのは、大変な事です。

哺乳瓶を消毒する方法は、煮沸消毒・電子レンジ消毒・薬剤消毒がありますが個人的にはお手軽な電子レンジ消毒がおすすめです。

詳しくはこちら→オススメの哺乳瓶消毒方法

赤ちゃんの吐き戻しや体調不良・・・自分じゃ判断付かない!

電話する女性

新米ママの場合は、赤ちゃんのちょっとした変化でもオロオロしてしまいます。

平日の病院が開いている時間なら、すぐに病院に連れて行くことができますが休日だったり、平日でも病院が閉まった後に何か体調不良や様子がおかしいときは、便利な電話相談があります。

小児救急電話相談の使い方
1.#8000を押して通話ボタン(携帯電話からOK!)
2.全国都道府県の相談窓口につながります。
どのように対処していいのか小児科医や看護師からアドバイスをもらえます。

ただし、明らかに緊急な場合はすぐに119番で救急車を呼んでください。

利用時間は、各都道府県によって異なっていて18時開始の所もあれば、20時からのところもあります。

相談自体は無料ですが、通話料は自己負担になります。

まとめ

さて、今回は赤ちゃんがミルクを吐き戻してしまう原因と対策についてご紹介しました。

もし赤ちゃんがミルクや母乳を吐き戻してしまうと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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