ある日突然、赤ちゃんが母乳を拒否する事があります。
乳首をくわえさせようと思っても、全力で拒否されたり、泣き叫ばれたりしてママはショック。
もしかして母乳が嫌い?私自身の事が嫌いになった?
と不安に思ってしまいます。
赤ちゃんが母乳拒否を起こした原因は何?
また母乳を飲んでくれる日は来るのでしょうか?
自分でできる対策はある?
私も母乳拒否された経験があります。
その経験や試してみた事をまとめてみました。
拒絶・・・赤ちゃんが突然おっぱいを嫌がり始めた
急に母乳を飲まなくなったり、乳首を口にくわえる事さえ拒否!
手を突っぱねて泣き叫ぶ。
こんな状況になると、ママは
「母乳が嫌いなんだ」
「私がダメだから」
「私の事を嫌いなのかも」
と悲しくなってしまいます。
時には泣いてしまう事もある位、母乳を飲むのを拒否されるのは
ショックな事。
自分の事を全て赤ちゃんから拒否されたような気分になってしまいます。
特に産後すぐには、産後鬱になってしまう可能性もあるので、ドーンと色んなことが合わさって、自己否定しまうママもいます。
私も経験あるからわかります。
母乳の出も悪かったので、まさに「母乳が嫌いなのかも」
母乳も出ないし、飲んでくれないし
なんてダメな母親なんだろう、自分の事を嫌いなんだろうな
と思った事もあります。
嫌がる息子を胸に押さえつけるように授乳させたこともあります。
そして更に泣かれて自己嫌悪。
でも母乳拒否は、ずっと続いたわけではありませんでした。
根気よく原因を探って、色んな方法を試しながら
「母乳と仲良くなったもらう」
これに尽きます。
母乳拒否をされても、
「母乳が嫌い」なわけでも「ママが嫌い」なわけでもないです。
くじけそうになったときには、ミルクのお世話になる。
無理をしないように、ストレスを溜めないように長い期間戦う気持ちで挑んだ結果、息子2人は3歳まで飲み続けていました(^_^;)
じゃあ一体何が原因で、母乳は拒否は起きるのでしょうか?
おっぱい拒否はなぜ起きる?原因は何?
母乳の味が変わった
母乳の味や質は、ママの食べる物に左右されます。
脂っこいものや甘いものばかり、辛いものばかり食べていては、母乳もドロっと美味しくなくなります。
前日の食事内容をちょっと思い出してみましょう。
また私のママ友の場合は、母乳拒否をされておかしいな?
と思って調べたら妊娠していたという事もあったそうです。
妊娠したら母乳の味も変わるのでしょうか?
もしかして・・・という実感がある人は、調べてみてくださいね
混合育児の場合は、乳頭混乱を起こしているのかも
母乳とミルクを半分半分であげているママの場合、母乳を拒否される原因の大半はこれ!
生後間もない赤ちゃんの場合は、哺乳力も弱くちょっと吸っただけで出てくる哺乳瓶はとっても便利なものです。
それに比べて母乳の場合は、けっこうな力が必要です。
楽して飲むことを覚えてしまうと、母乳を飲むのが面倒になってしまいます。
また乳首の形にも問題があるのかもしれません。
おっぱいが飲みにくい
乳首の形や飲ませる体勢は大丈夫ですか?
乳首が固く、短いタイプの方は、赤ちゃんも飲みにくいと感じてしまいます。
また飲ませる体勢はどうですか?
授乳スタイルは色々あるので、一つにこだわらず色々試して見ましょう。
おっぱいを吸っているのに出てこない。詰まってない?
おっぱいをせっかく吸っているのに出てこない!
どうなってんの!?
というサインかもしれません。
おっぱいを触ってみて、シコリはありませんか?
熱を持っていたり、腫れている様子はありませんか?
周りは静かな環境?
出産すると、周りがとにかく赤ちゃんの様子を見たがります。
オムツ替えの様子や母乳を飲む姿、寝ている姿どれもが可愛く見えます。
でも、周りがあまりにガヤガヤしていたり、ジロジロ見られていると赤ちゃんも落ち着かないものです。
それにママもそんな状況をストレスに感じていませんか?
赤ちゃんの口の中に変わった所はない?
赤ちゃんでも口内炎ができることがあります。
また乳歯が生える頃は、口の中がかゆかったりして母乳を飲むのを嫌がることもあります。
赤ちゃんの具合や体調が悪い様子はない?
鼻が詰まっていたり、熱が出ている様子はないですか?
鼻が詰まった状態だと、母乳は口から飲むので息ができなくて苦しいです。
また熱があったりして、調子が悪いという事はないですか?
ママからいつもと違うにおいがする
ちょっと気分転換に香水を・・・といつもしない香水をつけてみたり、
柔軟剤を変えませんでしたか?
授乳するときは赤ちゃんにピッタリと寄り添ってするもの。
いつもと違う匂いがママからしてきて、赤ちゃんが不安に感じているのかもしれません。
9ヶ月頃~ならそろそろ卒乳したいのかも?
離乳食も始まった頃になって母乳拒否が起きると、そろそろ離乳食だけで満足して、母乳は飲まなくても大丈夫!
となる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんにおっぱいを嫌がられたときの対処法
母乳がおいしくなる食事を心がける
母乳がよく出るママの場合は、乳腺炎になるリスクも高まりますので、自分のためにも和食中心の食事を心がけましょう。
高カロリーの食べ物は、産後ダイエットもウマくいきません。
適度に食べる程度なら構いませんが、続けてたくさん食べたりは控えましょう。
授乳回数を増やして母乳に慣れさせる
私はこれと乳頭マッサージを続けていました。
授乳回数を増やす事で、母乳量を増やすことにも繋がるしとにかく母乳に慣れさせること!
乳頭マッサージを飲ませる前にやってみる
母乳を飲ませるためには、乳首を赤ちゃんの口にグッと入れて
舌に乗せてあげる必要があります。
乳首が固いと吸ってもなかなか出てこないし、力も必要です。
母乳を飲ませる前に、自分で母乳マッサージと乳頭マッサージをして赤ちゃんが飲みやすいおっぱいを作りましょう。
乳頭吸引器を使ってみる
乳頭吸引器というのは、こういう物です。
陥没乳首だったり、乳首が短いママは、使っていくうちに、乳首が長くなったり、出て来やすくなるので補助としてあると便利かもしれません。
乳房が腫れていたり、しこり、熱を持っていたりしませんか?
胸にしこりがあって部分的に固くなっていたり、熱を持っていたり、腫れがある場合は乳腺炎になっているかもしれません。
乳腺炎は凄く痛むので、そうならない為にも小まめに母乳を飲んでもらって詰まりを取り除いたり、搾乳する必要があります。
静かな場所に移動して授乳してみる
赤ちゃんの兄弟くらいなら微笑ましい光景なんですが、これが義母、ましてや義父となると状況が変わってきます。
横から「こうしたら?ああしたら?」といわれる事もあるし、まず見られるのに我慢がいかない!
そんなストレスを赤ちゃんに伝えてしまうし、赤ちゃんもジロジロ見られての授乳は落ち着きません。
静かな部屋に移動したり、授乳ケープで視線や光から防御。
熱を測ったり、口の中に異変はないかチェック
赤ちゃんのうちは免疫があるから大丈夫!と言われていますが
絶対ではありません。
免疫があっても熱が出たり、風邪を引く事もあります。
体調が悪くて一時的に母乳拒否を取っていることも考えられます。
また口の中に口内炎ができていて痛むという事も可能性があります。
口内炎は大人でも痛いものですからね。
気になる場合は、小児科へ行ってみましょう。
香水や香りが強すぎる柔軟剤は使わないようにする
ママがつけている香りに敏感になっている事も考えられます。
そんな場合は、使うのを辞めましょう。
気分転換のための香りが、逆にストレスを溜めてしまうのは本末転倒ですよね?
卒乳のタイミングは赤ちゃんのタイミングに合わせてみて。
私の場合は、卒乳は息子のタイミングに任せていました。
特に自分の中で、「○○歳までに辞める!」と決めていたわけでは有りません。
必要なら飲めばいいし、精神安定剤代わりになるのなら別に構わない。
飲める時期は限られているんだから、自分の気が済むまで飲めばいいと思っていました。
離乳食が始まりだすと、食べ物の味を赤ちゃんたちは覚え始めます。
段々そちらのほうに意識が向く子もいます。
卒乳は悲しいことではありません。
長く飲ませたら偉いという事もありません。
赤ちゃんにとって興味が増えるというのは嬉しい事。
今度はどんな物を食べさせてあげようか、とレシピ研究を頑張ってみてください♪
それにママも卒乳したら、好きな物が食べられますよ!
対処法も試したけど、やっぱりダメ・・・
母乳拒否された時に大事な事は、赤ちゃんもママもストレスを溜めない事。
色々原因を探って、対処法を試すのもいいです。
でも、それでもダメだった。でも母乳を飲ませたい場合は、
「その時は母乳よりも、ミルクが飲みたい気分なんだな」
とミルクをあげてみてください。
今日がダメでも、明日なら飲んでくれるかもしれない。
そう思いながら、長く続ける気持ちで母乳とミルクを併用させていくとまた母乳大好きになるかもしれませんよ。
もう母乳をあげる事自体が苦痛・・・と感じた場合は完全にミルクに切り替えるのもありです。
母乳が絶対正義という事はありません。
ただその時には、周りから何を言われても落ち込まない事。
自分で決めたことなので、決めた方向に向かってただ進むだけ。
母乳からしか愛情を注げないわけではありません。
大事な事は、ストレスを溜めずに育児を楽しむ事です。
あとで必ず、こんな事もあったなと笑える日がきます。
まとめ
さて、今回は赤ちゃんがおっぱいを嫌がる時の原因や対処法についてご紹介しました。
もし赤ちゃんがママのおっぱいを嫌がっていることに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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